21世紀の女子教育を考える会 HOMEへ 活動報告indexへ
  第1回第2回第3回第4回第5回第6回[1][2]第7回[1][2]
第8回 [1][2]第9回 [1][2][3]第10回 [1][2]第11回 [1][2]
第12回第13回第14回第15回第16回第17回
夏期宿泊研修第18回第19回第20回第21回‖第22回‖
‖第23回‖第24回

 

第12回『脳から見た男女の得意・不得意をどう生かしたらよいか』
人間総合科学大学 教授 新井康允

 幼児の脳
Nature vs Nurture
生まれる前から決まっているファクタもあるのでは?
例)こざるの遊びのパターン
    オス  社会的攻撃性 喧嘩遊び威嚇行動
        エネルギー消費大 無鉄砲
    メス ままごと遊び 母親の代わりに子供の世話
  こざるの遊びのパターンとアンドロゲン
    胎生期にアンドロゲンを注射されたメスはオス型になる
   →生まれる前にアンドロゲンが脳に作用するとオス化する
例)先天性副腎過形成(CAH)
    女の子の遊びもするが男の子の遊びもする
    →生まれる前のファクタが大きい
例)幼児の絵の男女差
    女子 平面的、暖色使用
    男子 モチーフの拡大、中心化、動的表現、寒色使用
  出現するテーマ  動くもの 男子
           人物 女子
→男性 動くもの、メカニカルなもの
暗い色、寒色、6色以下、特定な色を一つの領域に用いる
モチーフを中心に置いて拡大して描く
積み重ねて描く、俯瞰的に描く、三次元的に描く
リアルな表現、ダイナミック
例)先天性副腎過形成の女児の自由画
  青い自動車を中心に配置した構図
  鯨が町を飲むという絵が俯瞰的に描かれる、寒色使用、人物が一名のみ
  →CAHの女児の自由画には両性的な特徴が見られ、男性化傾向が強い
   男性化には副腎性のアンドロゲンが関係する

 認知における性差
  知的回転テスト 男子が得意
  感覚受容テスト 女子が得意
  CAHの女子は男子に近い結果
  →空間認識能力にアンドロゲンが関係するのでは?

 空間認知
  男子 幾何学的な認知
  女子 ランドマークを重視して認知
  男性 海馬 →本能的に方向が分かっている?
  女性 大脳皮質

 脳重と身長
  女性の方が軽い脳で効率よく運用している

 話すことと脳
  女性は右脳と左脳をつかって話す
  非言語的な部分をより使っている、感情移入が得意
  ウェルニッケの中枢の皮質の第4層の神経細胞の密度が高い
   →女性の方が言語能力は高い

 脳梁や前交連にも男女差がある
  女性の方が右脳と左脳の行き来が盛ん?
  細かい差を把握することは女性が得意

 性的指向と胎児期の性ホルモン
  視床下部のINAH3の大きさに男女差
  男性は大きく、女性は小さい
  ホモセクシャルでは女性的な小ささを示す

 女子はやはり理数科目が苦手?
  確かにトップ層の比率で見れば男子優位か?
  しかしジャンル別で見るとまた違うだろう

HOME > 活動報告第12回