この会をみなさんと立ち上げてから、9ヶ月になります。その間、8回の勉強会を重ねてきました。今ここで、こうしたタイトルでお話するのは、私たちの初心を確認し、これからの展望を共有するためです。
「女子校の先生方に呼びかける檄文を書いてもらえれば、私が配布しますよ」。学宣の豊島さんがおっしゃった一言がこの会をつくるきっかけになりました。昨年の夏のことです。
「檄文」とはいきませんが、その呼びかけ文は、このサイトの扉にも掲載してある一文です。このころ、豊島さんは、「中堅の女子校は、募集で苦戦していることもあって、元気がないように思われる。でも、がんばって新しいことに取り組んでいるところもある。そうした学校は、もっとアピールして評価を高めていけるはず」と言い続けていました。私たちは、こうした言葉に励まされて、会をはじめました。
第2回の京華女子の廣瀬校長先生による報告(「女子校での女子教育はなぜ必要か」)は、この会の問題意識を端的にあらわしています。私たちは、この問いかけに対する答えを常に準備し、実践しておくことが大事だと思います。
第4回から、参加校同士がお互いの学校をより深く理解し合おうという意味もあり、各校から建学の精神について報告をしていただいています。私たちは、これらの報告をうかがうことで、たとえば国際理解教育に特色を持つ女子校や生活指導に定評を持つ女子校が、どのようにして固有の特長を持つようになったかを理解することができるようになりました。
一方、私たちのそれぞれの学校がもつ個性を、どのように発信するべきかについて、ある回のフリー・トークの時間にちょっとした「論争」が起こったこともありました。この会は、あくまでも勉強会であり、募集とは切り離した性格であるべきだというA先生の発言。こうした勉強会を積み重ねていることは、外部に向かっても発信する意義がある。募集についても積極的にとらえ、合同説明会の開催も視野に入れるべきだというB先生の発言。白熱した場面もありました。しかし、かえってこの「論争」を経て、私たちの信頼関係は強くなったと思います。先生方が学校で抱えているいろいろな問題についても、少しずつ話し合えるようにもなってきました。
私自身としては、合同説明会という方法はともかくとしても、ここまで積み上げてきた信頼関係があれば、この会をもっと発展させることはできると思っています。具体的には、それぞれが持っている人脈を、是非この会のためにも紹介してほしいと思います。各人が人脈を惜しみなく持ち寄れば、外部の人たちがこの会のことをほうっておかないでしょう。そういう「21世紀の女子教育を考える会」をみなさんと目指したいと思っています。
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